おはようございます。こんにちは。こんばんは!
どうも、ぽめおです。
今回は、**ベンジャミン・ハーディ著『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』**を紹介します!
「もっと成長したいけれど、今のままじゃ変われない気がする…」そんなモヤモヤ、感じたことありませんか?
この本を読んで出した僕の結論は、これです。
「意志力に頼るのではなく、成功せざるを得ない環境を自ら作り、その環境に適応する」
本書は、行動心理学と成功哲学を融合させた一冊。科学的な研究や実例に基づき、「変わるための戦略」を具体的に教えてくれます。
「本当に変わりたい」と思っている方にピッタリの1冊です。
目次
- 【What】成功せざるを得ない環境とは?
- 【Why】なぜ意志力ではなく環境が鍵なのか?
- 【How】どうやって環境を作るのか?
- ぽめお的感想
ぜひ最後までお付き合いください!
1.【What】成功せざるを得ない環境とは?
成功せざるを得ない環境とは、単なる「整った環境」ではなく、以下のような特徴を持つものです。
- 責任を背負い、「やるしかない」状況を作る
目標達成に先立って資金や時間を投資する。例えば、スキルを学ぶために学費を支払う、他者と契約を交わして自分を追い込むなど。これにより、サンクコストバイアスを自分自身に賭けることができます。これによって退路が断たれて「やるしかない」環境になります。 - 挑戦を通じて潜在能力を引き出す
自分の能力をフルに活用せざるを得ない場に身を置くことが重要です。同時に、自分が一番上に立つ「お山の大将」になる環境ではなく、自分より優れた人々に囲まれた場にいることで、さらなる成長が期待できます。ぬるま湯からの脱却が必要になってきます。 - フロー状態を生み出す仕組み
適切な負荷と回復がセットになった環境を整えることで、自分のパフォーマンスを最大限に引き出します。休息やリカバリーの質を高める仕組みが成功の基盤になります。ただ闇雲に進まず、「回復」を重視していくことが重要です。クリエイティブな閃きはデスクではなく、リラックスしているときに思いつくことが多いと言われています。
2.【Why】なぜ意志力ではなく環境が重要なのか?
著者が述べる最大のポイントは、「意志力に頼るのは非効率」ということ。以下の理由があります:
- 誘惑に満ちた現代社会では意志力が限界を迎える
僕たちの環境には、スマホやSNS、ジャンクフードといった誘惑が溢れています。このような状況では意志力はまったく役に立ちません。 - 意志力は環境の影響を強く受ける
人の行動は、自分が置かれている環境に大きく左右されます。例えば、「周りの人が運動をしている環境」にいると、自分も自然と運動を始めやすくなるものです。これは意志によってえらばれた行動ではなく、環境が意志に影響を与えたということになります。 - 行動はトリガーによって始まる
たとえば「視界にジャンクフードがあると、つい手が伸びる」ように、行動には必ずきっかけがあります。行動の根本には、あらゆるトリガーが存在しています。意志力よりもトリガーによる影響が大きいため、まずはトリガーの初期設定(初期環境)を変えなければならないのです。 - 「ある状態(Be)→行動(Do)→結果(Have)」の順序
自分の望む結果を得るためには、まず環境を整えて「望む状態」に身を置くことが先決です。逆に、環境が整わないままでは、行動も結果も得にくいのです。行動が状態を作るのではなく、状態が行動を作るというのが著者の主張です。
3.【How】どうやって環境を作るのか?
では、実際にどのように「成功せざるを得ない環境」を作り上げるのでしょうか?以下の具体策が紹介されています:
- 先に投資をする
まずは「金銭の投資」をおこなうことで、帰還不能点(目標を避けるよりも、それに向かって進む方が楽になるポイント)を設定しましょう。これによって前進せざるを得ない状態を作りましょう。「お金かけているし、やらないと損」という気持ちにさせましょう。 - 邪魔な要因を排除する
スマホを寝室に持ち込まないなど、自分の集中力を妨げるものを徹底的に排除することで、環境を整えましょう。 - 休息を優先する
なかなかストレスはコントロールしにくいです。自分自身でコントロールしやすい”休息”に重きを置くことでリカバリー効果を高める。これにより負荷(ストレス)を受けた後の成長につなげていきましょう。
4. ぽめお的感想
この本を読んで、特に印象に残ったのは次の3点です
- 自分は環境の産物であるという視点
自分が成功した要因を過大評価しがちですが、それは環境に支えられていた結果。今後は「環境作り」をより重視しようと感じました。 - 成長は「負荷」と「回復」の繰り返しで生まれる
成長はストレス(負荷)を受けた後、休息をしているときに起こるというのは筋肉の超回復と同じ仕組みだと感じました。刺激と休息の両輪で前に進むことが大切だと改めて思いました。 - 意志力に頼らず、環境を最大限活用する合理性
人間は、どんなことにも慣れてしまう。そしてどのような状況にも適応する能力があるのであれば、より厳しい環境に置いたとしても、ちゃんと適応できるということ。今の職場が物足りないのであれば、ぬるま湯に満足せず自分の成長に繋がる環境へステップアップすることを考えるというのも選択肢ですね。
意志力に頼らず、環境を整えることで成功を引き寄せたい方におすすめ!
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