こんにちは、ぽめおです!
今回は、**ジェイエル・コリンズ著『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』**についてご紹介します。前回に引き続き、FIRE(Financial Independence, Retire Early)に関するテーマです。僕自身どうしてもFIREを目指しているので、この本がまさに最適だと思い、選びました。
まず、この本を読んで感じた結論を一言で言うなら:
「経済的自立への最短ルートはインデックスファンドへの投資である」
なぜそう思うに至ったのか?今回は、その理由をじっくりお伝えしていきます。
目次
なぜこの本を読んだのか?
最近、X(旧Twitter)を見ていると、「インデックスファンドだけではFIREなんて不可能」「個別株をやらないとダメ」といった意見が多く見受けられます。これを目にして、僕も一瞬不安になりました。「自分がやっていることは間違いなのか?」と。
でも、この本を読んで、そんな不安が一気に解消されました。FIREを目指してインデックスファンドに投資する皆さんにとって、同じような悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか?
今回は、以下の4つのポイントに焦点を当てて、本書の内容をまとめます。これからFIREを目指す方や、すでに取り組んでいる方の参考になれば幸いです!
4つのポイントで解説
- 「会社に縛られないお金」とは何か?
- 【What】経済的自立のために必要なもの
- 【Why】なぜインデックスファンドが最短ルートなのか
- 【How】具体的にどう進めていけばいいのか
1. 「会社に縛られないお金」とは?
本書のキーワードの1つが「会社に縛られないお金」。これは、簡単に言うと、**「誰にも支配されず、自分の意思で生きられるだけの財産」**を指します。
面白い例え話が本書に紹介されています。ある日、質素な僧侶と大臣が再会し、大臣が「王様の役に立てば、米と豆しか食べられない生活を変えられる」と言うと、僧侶はこう答えました。
「米と豆で生きる方法を学べば、王様のために働かずに済むよ」
この話が示すように、贅沢を追求しなくても、経済的自由があれば心の余裕が生まれるのです。僕たちも「会社に縛られないお金」を手に入れることで、いつでも会社を辞められるという自信と自由を得ることができるのです。
2. 経済的自立に必要な3つの要素
FIREを目指す上で、本書が強調する経済的自立の要素は以下の3点です:
- 選択肢を持つこと
- 節約力と入金力
- 借入金をつくらないこと
1. 選択肢を持つこと
選択肢があるということは、いつでも会社に「NO」と言える状態を指します。これは単にお金だけの問題ではなく、メンタル面でも重要です。嫌なことを無理に続けるのではなく、「別に辞めてもいい」という自由があることで精神的に安定するのです。
2. 節約力と入金力
節約力とは、支出をコントロールする力。そして、入金力とは、毎月どれだけの資金を投資に回せるかという能力のことです。これが大きければ大きいほど、資産形成が加速します。キャリアを積んで収入を増やし、その余剰を投資に回すことが鍵です。
3. 借入金をつくらないこと
特に住宅ローンなど、いわゆる「良い借金」にも注意が必要です。借入金は将来的な富の成長を阻害するため、なるべく避けるべきです。この点については、「賃貸 vs 持ち家問題」も含めて、後日詳しく触れていきたいと思います。
3. なぜインデックスファンドなのか?
インデックスファンドが経済的自立への最短ルートとされる理由は、次の言葉に集約されます。
「自分はウォーレン・バフェットではない」
この一言が全てを物語っています。具体的には、以下のデータに基づきます。
データ1:アクティブファンドの長期成績
- 1998年から15年後、アクティブ運用を行っていたファンドのうち、インデックスを上回ったのはわずか18%
- 1976年から30年間で、インデックスを上回ったのは0.6%
このように、アクティブファンドがインデックスファンドに勝つ確率は非常に低いです。だからこそ、無理に市場を予測したり、ファンドマネージャーを信頼するより、シンプルに市場全体に投資する方がリスクが少ないのです。
4. 具体的にどう進めていけばいいのか?
では、僕たちは明日から何をすべきなのでしょうか?本書の内容を踏まえて、以下のアクションプランを提案します。
- 資産形成期は、株式インデックスファンドに100%投資
- 本業と副業で収入を上げ、入金力を強化
- 長期的視点を持ち、リスク分散を意識しない
僕自身も、40歳までに「会社に縛られないお金」を貯め、生活のための労働から脱却することを目指しています。一緒に目指していきましょう!
ぽめお的感想
最後までお読みいただきありがとうございました。本書はアメリカ市場を前提に書かれていますが、日本に住む我々にも適用できる部分が多いです。特にインデックスファンドに関しては、日本でも十分活用可能です。
また、著者はバンガードのVTSAX(バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド)を推奨していますが、S&P500やオルカンでも同じことが言えます。重要なのは、シンプルに投資を続けることです。
「僕はウォーレン・バフェットじゃない」。だから、シンプルにインデックスファンドで行きます。皆さんも一緒に経済的自由を目指しましょう!
次回もお楽しみに!Xでも意見交換できるので、ぜひフォローしてくださいね!