おはようございます。こんにちは。こんばんは!どうも、ぽめおです。
今回は、越川慎司著『世界の一流は「休日」に何をしているのか』を解説します!
多くのビジネスパーソンにとって、土日といえば5日間働いたご褒美のようなもの。
けれども、その過ごし方が「一流」と「まだまだヒヨッコ」の僕ではどう違うのか?さらに、自分の休日を見直すことで、一流に近づける方法があるとしたらどうすれば良いのか?そんな期待を抱きながら、この本を読んでみました。
いつも通り、この本の結論から。
「世界の一流は土日を”チャレンジデー”と”リフレッシュデー”に分けて、計画的に”休養”と”教養”の時間に充てている」
どうやら世界の一流は土曜と日曜を「異なる休日」と完全に切り分けて、それぞれで何をするか明確に決めているそうです。
それでは、今回の解説では以下の4つの観点から本書の内容を紐解いていきます!
- What:具体的に世界の一流は休日に何をしているのか?
- Why:なぜ一流は土日を分けて考えるのか?
- How:一流になるためには、自分の行動にどのように反映させるべきか?
- ぽめお的感想
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
1. What:具体的に世界の一流は休日に何をしているのか?
一流の休日の過ごし方をキーワードでまとめると、「休み方改革」「稼ぎ方改革」「学び方改革」です。一つずつ見ていきましょう。
- 休むことは大前提<休み方改革>
一流は、「疲れたから休む」ということをせず、「疲れる前に休む」という温存戦略を徹底しています。僕たちは、つい仕事の進捗状況を確認しながら休みの調整をしていきがちです。そうではなく、週末に休んだり遊んだりすることを前提に仕事の効率化を図っているといいます。主語が「仕事」なのか「休み」なのかで大きな違いになりますね。 - 自己効力感を高める <稼ぎ方改革>
自己効力感とは、「目標を達成するための能力を自らが持っていると認識すること」を指します。簡単にいえば、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態のことです。
一流は、目標に対して小さな行動実験(トライ&エラー)を繰り返し、その結果の成否だけでなく、行動そのものを評価することで自己効力感を高める習慣を持っていて、それを休日に実施しています。これが新しいことに挑戦する意欲に繋がり、新たな稼ぎ方を生むということになります。 - アウトプット重視の読書
一流の読書は単に知識を吸収するのではなく、発想力や創造力を鍛えるためのものです。吸収した知識を自分自身の仕事にどう反映させるかを意識していくことで自分の武器にしているということですね。データによれば、日本の一流社員は一般社員の18倍の読書量を誇るそうです。まさに「知は力なり」ですね。
2. Why:なぜ一流は土日を分けて考えるのか?
では、なぜ一流が土日を「チャレンジデー」と「リフレッシュデー」に分けて考えるのか?理由は以下の通りです。
- 「休日こそが人生の主役」という考え
世界の一流には、「休日こそが人生の主役であり、平日の仕事は休日のためにある」という考えが根底にあります。これをただの連続した休みと捉えることは勿体ないと考えています。
週に2日しかない人生の主役をどう使うか。特に「土曜日をどう使うか」が休日の鍵を握るという意識を持っているそうです。ついつい「翌週に備えて疲れを取る」という考えになりがちですが、そもそもの考え方が一流とそれ以外とでは異なるようです。 - 土曜日は「リスキリング」に適している
土曜日は次の日も休みなので、未体験のことや新たな挑戦にじっくり取り組むのに最適な日になります。一流は、ここにワークショップやセミナーなどの自己投資やアクティブな趣味を組み込み、今の自分にとって大切なことに取り組んでいます。 - 日曜日は「リフレッシュ」が大切
一方の日曜日は、翌日からの仕事に向けて、休養を重視するべき日だと本書には書かれています。土曜日とは異なり、こちらはインドアを中心に心身のリフレッシュをしていきます。特に、日曜の夜に徐々に仕事モードに切り替えることが多いようです。
世界の一流は土日をどう使い分けているのか、その一例をご紹介します。
土曜日は「動」、日曜日は「静」という切り分けが完璧にできていますね。
3. How:一流になるためには、自分の行動にどのように反映させるべきか?
ここでは、ぽめお流のアクションプランをご紹介します。
これに取り組むことが僕自身の当面の目標です。
土曜日の過ごし方
- 理想の自分に近づく活動
- 勉強や筋トレの時間を確保
⇒「リスキリング」に重きを置いた自己投資を徹底的にやる日にしましょう!
勉強と筋トレを両立するのであれば、午前は勉強、午後は筋トレにしましょう。 - 副業などの新しい挑戦に取り組む
⇒「やりたい」と思っているけど、なかなか時間が取れないことってありますよね(自分自身そんなことだらけです)。優先して先に予定を入れてしまいましょう!
- 勉強や筋トレの時間を確保
日曜日の過ごし方
- 休養を重視
- 読書、サウナ、軽めの有酸素運動を取り入れる
⇒ここでは「頑張らない」ことを頑張る日にしていくのが良いのではないでしょうか?
自分が楽になれることに取り組んで、「整う」ことが何より大切です。 - 翌週のための料理の作り置き
料理に集中することはマインドフルネスの効果もあるそうです。翌週からのスイッチを入れることも期待して、料理の作り置きも日曜日にやってしまいましょう。食費の節約にもなるし、平日の夜がさらに充実すること間違いなしです!
- 読書、サウナ、軽めの有酸素運動を取り入れる
金曜日の工夫
- 仕事は中途半端に終えて帰る
- 心理学に「ツァイガルニク効果」というものがあります。これは、「人は完了したことよりも、未完了の事柄の方が強く記憶に残りやすい」という現象です。金曜日の夕方にタスクを「少しだけ未完了」の状態で終えると、週明けに自然とそのタスクを思い出しやすくなります。金曜の夕方は仕事を追い込むのではなく、仕事スイッチをオフにするために使いましょう!
4. ぽめお的感想
本書を読んで感じたことをまとめます。
- 休日の過ごし方への意識が変わった!
土曜日と日曜日は分けて考えるという一流の習慣は非常に勉強になりました。お恥ずかしながら今まではなんとなく自分がやりたいことを詰め込んでしまっていたことに気付かされました…。 - 「疲れる前に寝る」を意識する
”疲れたから寝る”のではなく、休日のために”疲れる前に寝る”ことで体力を温存するという手法は、常に意識して取り組んでいかないと習慣化されないと感じました。まずは3か月継続していくことを目標に、”疲れる前に寝る”ということを意識したいと思います!
このためには本書にも書かれている通り、「睡眠の時間は何が何でも固定化する」ということが大切ですね。1日7時間睡眠が自分にとってベストなので、これを死守して楽しい週末に備えたいと思います。 - 金曜の夕方の考え方を変えたい
今まで金曜の夕方は、「明日は土曜だから仕事をスッキリさせて終わりたい」という理由で仕事を追い込んでいました。これでは典型的な”仕事のための休み”になってしまうし、週明けもスムーズに仕事に移れない…。金曜日は「絶対定時に帰る」という意気込みで仕事は中途半端に終えていく必要がありますね。 - ラストスパート思考に戻らない
以前このブログでも紹介した、中島聡さん著『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最高の武器である』で学んだはずなのに、まだ自分の中に「ラストスパート思考」が残ってしまっていたことに気付きました。金曜の夕方の過ごし方に繋がりますが、ラストスパートには頼らないようにしましょう。
松下幸之助氏の言葉にこんなものがあります。
「事業は人なり。教養がなければいい仕事はできない。しかし普段は忙しく、時間が取れない。だから1日は休養、そしてもう1日は教養の時間にせよ。」
まさに本書のテーマを表現した言葉ではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
皆さんも、ぜひ「休養」と「教養」の視点で土日を過ごしてみてください!「こう過ごしてみたら良かった!」という感想があれば、ぜひ教えてくださいね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!また次回の記事でお会いしましょう!